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広島歯科医療安全支援機構の事業概要
 
 
2.医療安全対策の自己点検

オーデット(自己点検支援)とは
オーデットの歴史
広島歯科医療安全支援機構のオーデットの特徴
院内感染予防対策オーデットテストラン(1回目)
インシデントレポート分析から、未然防止へ


 
  オーデット(自己点検支援)とは   

 広島歯科医療安全支援機構の設立のきっかけとなったのはオーデット(自己点検)というシステムが小規模医療機関の医療安全に有効であると考えたことによります。


 
  オーデットの歴史  
 
 オーデットは、イギリスで1990年頃から、一部の複数病院で院内感染予防対策の一環として作製された、いわゆる、自己点検です。


 
 
イギリスのInfection Control Nurses Associationによるオーデットパック
(1)Hospital Infection Control Pack 病院感染予防対策オーデットパック
(2)Community Infection Control Pack 市中感染予防対策オーデットパック
   以下の施設のオーデットが含まれています。
1 療養型病床群 8 精神科施設
2 整形外科(手足治療) 9 託児所・保育園
3 日帰りセンター 10 養護施設
4 歯科診療所 11 学校及び特殊学校
5 訪問看護ステーション 12 フィードバック方法
6 外科診療所 13 オーデットパックとオーデットパック方法の説明
7 機能障害者施設

<イギリスで用いられている市中感染予防対策オーデットパック> <日本語版、歯科診療オーデット>
  ICHG研究会編集、医歯薬出版 

 
  広島歯科医療安全支援機構のオーデットの特徴  
 
 幅広い参加者 
 
 
広島県歯科医師会の協力を得て、広島地域の歯科医療機関の30%以上(500施設以上)の参加を目指しています。
 
 
2  複数施設の個々データを集積し解析 
 
 
相対評価が可能
改善支援
研修会などのテーマへフィードバック
 
 
3  医療安全全体を網羅 
 
 
感染予防対策だけでなく、医療事故防止に対するオーデットも用意
 
 
4  効率的で高い情報セキュリティで実施 
 
 
パスワードによるログインで高い情報セキュリティーを担保したシステムを構築
 
 



 
  院内感染予防対策オーデットテストラン(1回目:平成25年8月実施)  
 
 歯科医療機関にオーデットに慣れてもらうこと、オーデットの設問内容、設問文の表現の適切さを確認するためにテストランを実施しました。(平成25年8月実施)
 今回のテストランはシステム構築の資金不足のため、FAXを用いて実施しました。


 
 
参加歯科医療機関:51施設
回答歯科医療機関:44施設(回答率 86.3%)
全設問数 62問
1.スタッフの健康管理 4問
2.血液媒介感染予防 8問
3.手指衛生 11問
4.ラテックスアレルギー 3問
5.個人防護具 14問
6.器具・器械の洗浄、消毒、滅菌 22問

 
   
   
 
会員の方は詳細な質問項目や分析結果をご覧いただけます。

 
(※現在準備中です)


 
  インシデントレポート分析から、未然防止へ  
 
 重大事故を未然に防止するために、ヒヤリハット事例を集積し分析し、情報を普遍化して会員相互に情報共有します。また、研修会の内容にフィードバックして医療事故防止を図ります。さらに、過去に取組まれた防止対策についても情報共有します。事故調査ではありません。

 
 

<インシデント・レポート例>


 
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